私は
昨年25年間勤務した会社を退職しました。45歳でした。
まだまだ定年まで働くつもりでした。高校を卒業してからずっと頑張ってきたからです。最後はベテランの域で退職しましたが、最初は失敗ばかりで何度やめようと思ったことか。
そんな時に今の先輩方にはげまされ、支えられ、泣きながら仕事をした時もありました。同僚もたくさんいましたが、さまざまな理由で退職していきました。残ったのはわたしだけでした。
それだけきつい仕事でしたし、厳しい職場だったのです。両親もそんな会社で働くわたしを心配しつつ応援してくれました。一番の続いた理由は、トップの経営者の方が魅力的だったからでしょうか。
カリスマ性があるおじいさんでした。偉い人なのに社員にはとてもフレンドリーでよく食事も一緒にさせていただきました。この人のためならとがむしゃらに仕事してきたように思います。
今では亡くなってしまわれましたが遺志を受け継いだ社員はたくさんいました。その中のわたしもひとりでしたね。でも昨年大病が発覚し、長期入院を体験しました。そのため泣く泣く退職したのです。
盛大な送別会を開いていただき、本当にこの会社に入れて、一緒に仕事した仲間に出会えていい人生だったと感謝しています。
辞めた人がたくさんの退職祝いを持ってきてくれました。もちろん在職している方も。
そして亡くなられた尊敬する元会長の家族の方からも花束が届きました。それを見た時号泣しましたね。天国から見ていてくれたようで涙が止まりませんでした。