退職祝い|同僚のサプライズにただただ涙

会社の同僚が転職で会社を退職したときのことです。

短い間だったのですが、彼女にはとてもお世話になり、同僚何人かで退職祝いをすることになりました。

彼女には何も告げずに、準備を進めていきました。最初に退職祝いの会場となるお店を選びました。会場はちょっとお洒落な和食のお店です。

実は、彼女が退職する翌日は、彼女の32歳の誕生日でもありました。誕生日といえばケーキですが、私たちは彼女の大好きなお寿司でケーキを作ってもらうことにしました。

お店の人に相談したところ、快く引き受けてくださり、大まかなケーキの案を伝えました。退職の前日になり、「明日、会社が終わったらみんなでご飯を食べにいこう」と連絡しました。

以前から同僚が彼女の予定を把握していたので、もちろん、いいよとのお返事でした。当日、みんなでお店に向かいました。「お疲れ様でした」の挨拶とともに乾杯。

各々、彼女との思い出話や会社の話、恋愛話や家族の話と日頃の女子会のような楽しい時間が過ぎました。ある程度、お腹も落ち着き、幹事の同僚が部屋から出ていきました。

しばらくすると、電気が消え、何も知らない彼女は小さい悲鳴をあげました。そこへ、ハッピーバースデーを歌った友達が、ローソクを灯したケーキを持ちながら部屋の中に入ってきました。

みんなで、一斉に合唱です。彼女はただただ驚くばかりで、その慌てぶりにみんな吹き出してしまいました。

ケーキはちらし寿司を土台に、イチゴの代わりに赤身のお魚が花のように飾られ、いくらや錦糸卵、あなごやイカなど具だくさん盛り付けされていました。

お店の方のアレンジもあり、私も初めて見るお寿司のケーキに見とれてしまいました。彼女は、このサプライズに「辞めたくなくなった」とただただ涙をこぼし感激していました。

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