退職祝い|今までの感謝の気持ちをこめて

職場でお世話になった先輩が、結婚で退職することになりました。

短大を卒業してからずっとこの会社にいて、仕事もできるし、後輩の面倒見もよくて、誰からも好かれていた先輩だったので、辞めてしまうのがとても寂しいですが、

おめでたいことなので、今までの感謝の気持ちをこめて、みんなでパーっと送り出そう!ということになりました。

退職祝いは何にしようかとずいぶん悩みましたが、先輩はにぎやかなことが好きで、しめっぽい演出は苦手だろうと思い、宴会風のにぎやかな送別会を送ることに決定しました。

幹事はお店のリサーチと予約、プレゼント係はプレゼント代の集金と購入、その他のみんなで、色紙を書いたり、こっそり先輩の旦那様になる方に連絡をとって、当日お店に来てもらえるようにお願いしたりと、準備はトントン拍子で進んでいきました。

普段頭が固くて怒ってばかりいる上司も、有能だった部下の門出には財布のひもがゆるんでいたのが何だかうれしかったです。

先輩には、OOというお店で送別会をします、ということだけ伝え、あとは、当日を待つばかりとなりました。

当日、お店にあらわれた先輩を待っていたのは、拍手・歓声・クラッカーの音。そして、ニコニコ顔で待っていた、婚約者の姿でした。

「なんでいるの?」とびっくりしている先輩に、婚約者の方が「お前の退職祝いの席だから、ぜひ出席してくれって頼まれてさ」とワケを話すと、先輩は泣き出してしまいました。

思わず、私たち女子社員ももらい泣き。送別会という名の宴会はすごく盛り上がり、最後に色紙とお花と先輩が気に入っていたブランドのバッグをプレゼントして、会はお開きになりました。

あれ以来先輩にはお会いしてませんが、涙でぐしょぐしょに濡れた顔の先輩と、同じくぐしょぐしょ顔の自分で撮った写真は、一生の宝物です。

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