退職祝い|父と思い起こせる素敵な思い出

父の定年退職祝いは、母とわたしと妹と家族みんなで考えて決めました。

退職日当日は父の大好きな中華料理屋さんで食事をしました。前もってコースを予約していたのですがお店の人に事情を説明して、メニューも特別に変えてもらえました。

父は会社でのみなさんの見送りが相当感慨深かったのか、思い出しては何度も声を詰まらせていました。あまり食事はすすんでいないようで、ただ胸いっぱいの思いと家族のやさしさと少しのお酒だけでその日は嬉しかったようです。こちらも嬉しかったですが、料理の感想はあまりありませんでした。仕方ないなと母と笑いました。

それから2週間後ぐらいに、予定していた京都への旅行に家族で行きました。父が学生の頃京都に住んでいて、いろいろと思い出の地であることは知っていたのでぜひ連れて行ってあげたかったのです。

せっかくですからお金は惜しまずに品の良い離れのある高級旅館にしました。部屋に内風呂もあります。母と父で一部屋、わたしと妹で一部屋にしました。

翌日の京都観光は数十年ぶりなようで子供みたいにはしゃいでいました。自分が学生の頃はと何度も思い出話をしてくれました。

贈り物に時計やカメラなどものも考えたのですが、それは後でも買えるので記念に残る思い出として元気なうちに旅行をしておきたかったのです。

まだまだ健康だとは思いますが、いつ病気になるか事故に遭うかも分からない、

思い起こせる素敵な思い出を共有できるのが一番の定年退職祝いだと考えました。

父もこちらの気持ちを汲み取ってくれて喜んでくれました。素敵な退職のお祝いになったと思っています。

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