退職祝い|定年の父が喜んでくれて良かった

数年前、

定年する父の退職祝いをすることになりました。

母からもうすぐ定年と聞いていたのですが、父本人から「退職祝いは何してくれるんだ?」と催促があり、ちょっとめんどくさいと思いつつやることになりました。

どこかお店でおいしいものでも、と思ったのですが、母と兄、私の家族(主人と娘)、母の妹家族(おじさん、おばさん、いとこ2人)と大人数になってしまうので、自宅でやることにしました。

料理は主に母が作ってくれ、あとはケーキなど少し持ち寄りました。私たち家族は父の大好きなお酒を持っていくことにしました。

何か兄と一緒に子どもたちからということでプレゼントをしようと話あった結果、最近父が自分の部屋にテレビが欲しいと言ってるようなので、小型のテレビを贈ることにしました。

当日はみんなが集まり飲んだり食べたり、退職のお祝いの会というか、正月の集まりのようになってしまいましたが、父はご満悦なようでした。

酔いがまわってくると、父が武勇伝を語りだし、あの時は大変だったとか、あれはお父さんがやった仕事だとか、普段だとうるさいと思うことでもその時ばかりは素直に聞けました。

朝早くから夜遅くまで働いて、子どもの顔を見るのは休みの日だけ、人をまとめる仕事のため、いやな思いもたくさんしてきただろうに、母に愚痴ひとつも言わずに勤めてくれた父。

高卒で学歴にコンプレックスを持っていたけど、負けず嫌いで我慢強く、人をひっぱっていく力のある父は、それなりの役職にもつき、私たちは恵まれた生活ができました。

恥ずかしくて言葉では言えませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。めんどうだと思った定年退職のお祝いでしたが、父が喜んでくれたのを見て、やって良かったなと思いました。

Pocket