先日、上司が定年退職しました。
中途採用の私に何かと気を遣ってくださり、いち早く会社になじめるようにしていただいた恩もあり、上司の好きそうなものを退職祝にしたいとあれやこれやと考えておりました。
せっかくなので、ご本人にはなにも聞かず、結局、革のブックカバーにしました。名前を入れたので、少し時間がかかりましたが、どうにか気に入ってもらえたようです。
実はこのブックカバーは、手作り品として、人気が高く、割とお値段も張るものです。今までの会社の生活ではなかなか買うことはない贅沢品と言えます。
でも、
定年退職のお祝というこのタイミングだからこそ、ダンディーな上司に是非持ってもらいたい逸品でした。
部下一同に声をかけ、お金を出し合ってのプレゼントです。
箱をあけて、とても嬉しそうにされていました。またメーカーをよくご存知でしたので、選んだ甲斐がありました。
一般的に定年退職のお祝いは、なにかしらのプレゼントというより、お花をお渡ししてという感じなのでしょうが、大の大人が、しかも男性の方が、なにもない時期にお花を持って帰られるというのは「はずかしいだろう」ということになり、ちょっとしたプレゼントとなったのです。
これからもどこかで仕事はされるのでしょうが、是非、通勤の合間に好きな本にカバーをつけて持っていてもらいたいものです。こういうときは、キンドルではなくて、やっぱりハードの本だなぁと思います。単に雰囲気の問題なのですけどね。