退職祝い|父に贈った品物ではない思い出


ちょうど父が退職を迎えたとき、長く働いてきてくれたお礼をしたいと姉妹で話し合い、退職祝いに海外旅行をプレゼントしました。


今まで父は海外旅行をしたことがなく、また同様に母も海外は未経験です。あまり長いフライトだと疲れるので、約4時間程度で行ける香港に家族で旅行をしにいきました。

初めての出国、初めての香港入境。空港からホテルまでタクシーを利用したのですが、父母がうれしそうに窓から景色を眺めていたのを今でも鮮明に覚えています。

初日に夜景で有名なビクトリアピークに登って、夕暮れから街の灯りがともり始める光景を家族で眺めていたのですが、「本当につれてきえてくれてありがとう」と父がうれしそうに言ってくれたのが、とてもうれしくて本当にお祝いができてよかったと思いました。

中でも今でも笑い話になるのが、2泊3日の滞在中、3時間だけ父母だけで行動する時間をつくったことです。

どこにいくのかな?大丈夫かな?と思っていたのですが、ふたりでスターフェリーに乗って、チムサーチョイからセントラルまで行ったそうです。

何も買い物もしなかったらしいのですが、片言の英語で人に道を聞いたり、珈琲を飲んだりしたそうで、「英語が通じたよ」とニッコリ。初めての経験って、何歳になっても楽しいものですね。

香港という街は、イギリスと中国の文化が入り混じったとてもエネルギッシュな街なので、定年を迎えた年齢の父には、少し刺激が過ぎたようですが、今では懐かしい思い出です。

退職のお祝いに選んだのは品物ではなく、この「初めての海外という思い出」でしたが、いつまでも忘れない記憶となって残すことができて本当によかったと思います。

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