10年以上前は定年退職というと還暦、つまり60歳の時にするものだというのが一般的でした。
しかし、それから数年して定年退職の年齢が上がり、今では65歳というところが多いのではないでしょうか?
今から11年前にわたしは独身で、ある外資系企業に転職をしました。
わたしがその企業に採用されて入社した時の直属の上司が、わたしが入社して半年後に還暦を迎え、退職することになりました。
わたしは、入社した時からずっといろんなことを教えてもらったり、二人三脚で一生懸命働いてきた思い出がいっぱいあったので、上司が退職する時はさびしくて涙が出そうでした。
その部署には20名ぐらい従業員がいたのですが、わたしは入社して半年だけれども、その上司と一番近い存在であったので、上司のために退職祝いを買いに行くことになりました。
いろいろ迷いました。最初はとても高価な万年筆にしようかと思ったのですが、部下たちから上司に万年筆を贈るのは、インターネットで調べると少し失礼というようなことが書いてあったので、ネクタイを買うことにしました。
還暦のお祝いも兼ねて赤い感じの色のネクタイを選びました。
そして、退職日に上司がやってきて、一言メッセージを言った後に、わたしから退職祝いのネクタイと余ったお金で買った花束を渡しました。
花束は、定年退職を迎える男性用でそのお祝いだというと、シックな感じで茶色と黄色の紙に包んでくれてとても素敵なものになりました。
上司はみんなからのプレゼントを受け取り、とてもうれしそうでした。本当によい退職祝いのプレゼントができてよかったです。