退職祝い|祖父の生き方を尊敬しています

私が中学生の頃、祖父が70歳で定年退職して、退職祝いをしました。

祖父は16歳から同じところで働いていました。酪農をしている人が良い経営をできるように管理をする仕事で、経理を行っていた祖父は、キャリアも長く最終的には専務の地位に就いて活躍しました。

祖父が外で働き出したのは、農家をしていた家が貧しかったからです。7人の兄弟の長男だった祖父は、家の発展のためにと思い、酪農で働き、家では農業を手伝いと勤勉に働き続けてきました。

そんな祖父のおかげで、それまで貧乏だった我が家の家計が黒字化して、家を建てて、祖父の子供である父と伯母は大学教育を受けさせてもらい、発展していきました。

祖父は真面目な性格で、本来は60歳で定年でしたが、頼みこまれて70歳まで勤めあげました。

退職祝いには、父、母、私、弟二人、祖母、伯母といった家族と、祖父の兄弟6人とその配偶者が参加するというものでした。

大きな部屋を貸し切り、みんなで和食を食べながら、祖父をねぎらう話をしていたことを覚えています。

私たちは兄弟は、当時中学生、小学生だったので、大人達の話に入れず、退職ということの重みは、しっかりと感じられていませんでした。

でもみんなに囲まれた祖父の笑顔が、とてもきれいだなと感じました。それから20年近く生きて、祖父は数年前に亡くなりましたが、退職した後も家の為にずっと働き通しの人生でした。

身を粉にして人のために尽くすという生き方で、家族、職場、そして地域の人に貢献してくれました。そんな祖父の背中を見ながら育った私は、祖父を尊敬しています。

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