退職祝い|定年退職される先輩へ心づくし

大先輩の後釜として、勤めていた私立学校の中で私は教科を変更し、その大先輩の教科を引き継ぐことになりました。教科の変更は内示を受けてほぼ決定していたのですが、それが大先輩の定年退職によって変更できた、ということはそのときまで知りませんでした。

卒業式前の連休に大先輩の退職祝いとして、私が4月から入る教科の先生たちを中心に計画が立てられ、一緒に温泉旅行に行きました。

車で行くと2時間弱の温泉郷なので、土日の旅行としては近場でいい感じでした。ここで学んだことは今でも印象に残っています。

地元では屈指の温泉郷ですが、選んだお宿も中でも一番のところ。宴会場としてお部屋の一部を利用したのですが、出てくるお料理がとてもすばらしかったです。お造り、お刺身、鍋料理など、どれをとってもすばらしかったです。


定年退職のお祝いは仲間の宴会であっても心をつくす、ということを感じました。


教員という職業柄もあるのかもしれませんが、人に対する気持ちの遣い方とねぎらいの仕方が、とても心がこもっていました。

私はそのときは社会人1年目が終わろうとしていたので、毎日のことを処理するのが精一杯でした。自分のことしかできなかったのです。でも、他の先輩たちは大先輩の定年退職にこのようなお祝いの宴を企画して、しかも一流といえるような宿と晩の宴を持つことで、敬意を払おうとしているということに驚くとともに、すばらしいな、と思いました。

定年退職という場面だかららこそ、精一杯のハレの宴にすることが、社会の中での大きなその人へのねぎらいになる、ということを学びました。

定年退職祝いは心づくしそのものです。

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