退職祝い|思わぬサプライズプレゼント

私の父親が定年退職を迎えたとき、何かお祝いをしたいと思いました。

プレゼントをと考えたのですが、とくに欲しいものを聞いても「ない」と言います。そこで、父には内緒で、特製のアルバムをつくることにしました。

古いアルバムに収められた写真や、あるいはアルバムに貼られずに、ばらばらに保管されていた父の写真を整理して、きちんとまとめることにしたのです。

きょうだいみんなで古い写真を整理して、「ここに写っているのは誰?」「これはいつの写真だったっけ?」とあれやこれやと話をしながらまとめました。

そして、デパートで丈夫そうなつくりのアルバムを購入し、写真を一枚ずつ、ていねいに貼り込んでいきました。

できあがったアルバムには、「今までありがとう。これからもよろしくね」と、家族からのコメントやイラストを描いた寄せ書きも添えました。

仕上げにきれいにラッピングをして、

定年退職祝いの席で贈りました。思わぬサプライズプレゼント、父は包みを開けて、とても喜んでくれました。そして、思い出話に花が咲きました。

このアルバムを作った当時、父にとって孫はみな赤ちゃんでしたが、いずれこれを見れば、孫たちにもおじいちゃんの歩んできた人生がよくわかる、というものができあがりました。

そして何より、これを作ったことによって、私たちきょうだいが、父の人生をさらによく知ることができたのが収穫だったと思います。

最近は写真専門店で、フォトブックという写真集のようなものも、手軽に作れるようになったそうですね。でも手作り感満載のアルバムも、それはそれで、味があっていいと思います。

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