退職祝い|気づくと白髪だらけになった父

先日父が還暦を迎えました。

60歳定年ですので年度末には定年退職も控えています。

今までたいしたプレゼントもしたことがなかったので還暦&退職祝いは何が良いだろうかと去年から何が欲しいのかじわじわ探りを入れていたのですが、予想を大幅に外れて全く判りませんでした。

「還暦はああいう赤いの着るモノなの?着たい?」
「あんなん嫌だ」
「ふーん、割と楽しげにやってんじゃないのみんな」
「赤って、俺がどう着る…?」
だそうで。

内心では嫌なんかい!と思いながら、他のことを聞いてみたくても何度も聞くとばれそうなのでその日はそれで終了。

そんなことを一年繰り返しましたが結局何が欲しいのかは全く解らず。結果嫌だと言っていた赤色のプレゼントをしてみました。

本当は綺麗な真っ赤のベストを見つけていたのでそれにしようとしていたのですが、赤が嫌だと言ってる手前外から見えるものでは嫌だろうということで偶然にも近くの売り場で発見した赤いトランクスに急遽変更。

なにやら履き心地が良いらしい売り文句が書いてありました。お値段的にも1/10と財布にも優しすぎるプレゼント。「赤が嫌って言ってたから見えないように赤いパンツにしたよ。」なんて言いながら渡してみたところなにやら頬がほころんでおります。

思いの外喜んでいたらしく、翌日風呂上がりにちゃっかりとはいている父がいました。
「どない?」
「悪くない」
だそうで。

なんだ、嫌じゃないんだ。と思ったのと同時に、

父がこの程度で喜んでくれるなら毎年やってれば良かったなあ、

と思ったのです。何十年もこういう顔を見ることなく来てしまったのがなんだかとってももったいないことのように思えてなりませんでした。

気づくと白髪だらけになった父。ひげにも眉毛にも白色が目立つようになっていました。来年は奮発させて貰いますから元気でいてくださいね!

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